第37回日本香粧品学会 併催 第2回 市民公開セミナー健やかな肌を保つスキンケア

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※定員:600名

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日本香粧品学会とは

1976年(昭和51年)設立、化粧品研究者、薬学研究者、皮膚科医が活動している学会です。

リンク

日本香粧品学会

開催概要

第37回日本香粧品学会 併催 第2回 市民公開セミナー「健やかな肌を保つスキンケア」

主催:
日本香粧品学会
日時:
2012年6月8日(金)18:00~20:00
会場:
有楽町朝日ホール(有楽町マリオン11F)
〒100-0006 東京都千代田区有楽町2-5-1
TEL:03-3284-0131
参加費:
参加無料
問い合わせ先:
第37回日本香粧品学会大会事務局
jcss-desk@bunken.co.jp

プログラム

セミナー司会
伊藤雅章(会頭/新潟大学)
松本克夫(日本香粧品学会/ポーラ)
開会挨拶
横山浩治(副会頭/ポーラ)
セミナー
  1. 加齢に伴う皮膚の変化と各年代で気をつける点  菊地克子(東北大学)
  2. 安全な化粧品選びとは~接触皮膚炎(かぶれ)の診療~  伊藤明子(新潟大学)
  3. 敏感肌の実態と対応化粧品の開発  針谷毅(日本香粧品学会/資生堂)
閉会挨拶
川島 眞(日本香粧品学会理事長/東京女子医科大学)

セミナー講師 ご紹介

セミナー1 加齢に伴う皮膚の変化と各年代で気をつける点

東北大学病院皮膚科
菊地克子

菊地克子 赤ちゃん、こども、そして思春期を経て大人と成長していくにつれ皮膚の特徴が変わります。大人以降、女性の場合は閉経を経て皮膚も老化していきます。こどもの皮膚は乾燥しやすく、思春期以降、皮脂腺の発達により乾燥症状はよくなる一方で顔にはニキビができやすくなります。加齢により、脚や腰などの皮膚はカサカサと乾燥し痒くなることもしばしばです。顔の皮膚は皮脂腺や毛穴が大きいという特徴を持つほかバリアの層である角層が薄く、常に外界に曝されていて、紫外線など外的要因に影響を受けやすいという部位的特異性があります。顔と体、それぞれの部位での皮膚の特徴にも注目し、スキンケアにおいて年代別に気をつける点について述べたいと思います。

セミナー2 安全な化粧品選びとは~接触皮膚炎(かぶれ)の診療~

新潟大学医歯学総合病院皮膚科
伊藤明子

伊藤明子「最近、顔が赤くて、化粧品もいろいろ試してみたけれど良くならない。人にどうしたのかと言われるので外出したくない」
 こうした悩みを抱えて皮膚科を受診する患者さんは少なくありません。「化粧をやめたら良くなったけど、化粧をするとまた赤くなってしまう」という人もいるでしょう。化粧には人を元気にする力があり、シャンプーや石けんはスキンケアに欠かせませんが、時にかぶれを起こすことがあります。皮膚テストを活用し、適した化粧品を選択しながら、患者さんと協力してトラブルを解決していく皮膚科診療の様子をご紹介したいと思います。

セミナー3 敏感肌の実態と対応化粧品の開発

日本香粧品学会/資生堂リサーチセンター
針谷毅

針谷毅 近年、女性のライフスタイルの変化や生活環境、食生活の変化、その他多くの要因により自分が敏感肌であると感じる女性が増加傾向にあります。そもそもこの「敏感肌」という言葉は化粧品業界が作った言葉ではありますが、アトピー性皮膚炎を代表にする各種の皮膚疾患の患者さんも一般の化粧品を使うとチクチク、ヒリヒリするなどの敏感肌の症状が出てしまうことがあるようです。本講演では、この敏感肌の実態に迫り、皮膚生理研究や調査を通じて敏感肌とはどのような皮膚であるのか、また敏感肌の方でも安心して使用できる化粧品開発はどのように行われているのかをご紹介したいと思います。