第35回 日本香粧品学会併催 市民公開セミナー

日 時: 2010年6月4日(金)
  18:00〜19:30
(17:30開場)
会 場: 有楽町朝日ホール
■プログラム:
「市民公開セミナー『紫外線から肌を守り、光老化を防ぐ』」
座長:川島 眞(東京女子医大)、堀 公彦(花王)
開会挨拶  川島 眞(東京女子医科大学皮膚科教授/日本香粧品学会理事長)
1.「紫外線から肌を守り、いつまでも美しく」
  川田 暁(近畿大学医学部皮膚科教授/第35回日本香粧品学会会頭)
2.「皮膚科でできる −最新シミ、シワ治療−」
  笹屋晴代(近畿大学医学部付属病院皮膚科医師)
3.「日やけ止めの仕組みとその使い方」
  畑尾正人(資生堂リサーチセンター/化粧品工業連合会紫外線専門委員会委員長)
4.総合討議  参加者と共に 全員
閉会挨拶  堀 公彦(花王/第35回日本香粧品学会副会頭)
■セミナー講師 ご紹介
1.セミナー講演T
紫外線から肌を守り、いつまでも美しく
 川田 暁(近畿大学医学部皮膚科教授/第35回日本香粧品学会会頭)

 年を重ねても、ずっと美しい肌でいたいと、誰もが思っています。顔や手をみていますと、年を重ねるとともにシミやシワが増えてきます。ところがおなかや背中の皮膚は、それに比べてシミもシワも少ないと思います。シミやシワの原因の主なものが、日光の中の紫外線なのです。年を重ねたおなかや背中に起こる変化を「老化」といいます。年を重ねた顔や手の変化を「光老化」といいます。光老化は長年紫外線が肌にあたり続けることによって生じ、シミ・シワ・皮膚ガンなどが含まれます。紫外線からきちんと肌を守ることができれば、シミ・シワ・皮膚ガンができるのを防ぐことができるのです。そこで、紫外線によってどうしてシミ・シワ・皮膚ガンができるのか、それらにはどんな種類があるのか、いつから紫外線対策をしたら良いのか、などを皆様と勉強したいと思います。

2.セミナー講演U
皮膚科でできる−最新シミ、シワ治療−
 笹屋晴代(近畿大学医学部皮膚科)

 女性なら、誰でもシミ、シワに悩まされていると思います。
 それではシミにも種類があることをご存じでしょうか? シミは、大きくわけて、日光黒子、雀卵斑(ソバカス)、肝班、炎症後色素沈着、後天性真皮メラノサイトーシスの5つにわかれます。それぞれのシミの特徴をわかりやすく説明したいと思います。また治療として、Qスイッチレーザーは、日光黒子、雀卵斑、後天性真皮メラノサイトーシスに、フラッシュランプによる光治療は小型の日光黒子、雀卵斑に効果があります。また、肝斑は、レーザーや光治療をするとかえって濃くなる可能性があるので、内服薬と美白剤で治療をします。このように、シミの種類によって治療法が異なるので、まずは『自分のシミが何であるか』を知ることは大切なことです。
 また、シワの治療としては、有効とされているレーザーや化粧品などを紹介したいと思います。

3.セミナー講演V
日やけ止めの仕組みとその使い方
 畑尾正人(化粧品工業連合会紫外線専門委員会委員長/資生堂リサーチセンター)

 太陽光に含まれる紫外線は短期間ではサンバーンやサンタンなどの日やけを起こすとともに、長期間ではシミやしわなどにつながることが知られてきています。近年これらの悪影響については社会的に認知が高まり、日やけ止め化粧品も海辺で使われるレジャー商品という位置づけから変化し、日常生活で使われる日々のスキンケアアイテムとして定着してきています。本講演では紫外線の皮膚への悪影響や日やけ止め化粧品の仕組み、効果的な使い方を紹介することにより、日やけ止めを上手に使っていくことが、美容とともに健康という観点からも、紫外線の悪影響から生体を防御するために効果的であることを解説します。


【参加受付のご案内】

<招待状をお持ちの方>

招待状をご持参ください。
開場は17時30分です。

<携帯引換券提示の方>
<当日参加申込の方へ>

当日受付は17時〜開始します。
招待状持参の方が優先となります。予めご了承ください。

※定員:600名

※参加費:無料

※託児施設はございません。
乳幼児・未就学児ご同伴はご遠慮ください。

携帯からは、
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日本香粧品学会とは!?
1976年(昭和51年)に設立された、化粧品研究者、薬学研究者、皮膚科医が活動している学会です。
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