学会案内

日本香粧品学会i は、香粧品及びその関連物質に関する種々の医学的および科学的問題について討論する場がなかったのを遺憾に思った皮膚科医、化粧品研究者、薬学等の研究者からなる同好の志が集まって、これらの問題について討議の場を作ることを目的に設立されii 、1976年に第1回学術研究会が開催されました。皮膚科医、化粧品研究者、薬学研究者だけでなく、この10年ほどは薬学部の学生も学術大会に多数出席するようになり、これからの香粧品のあり方についても考えようとする土壌もできてきたと考えます。

「香粧品」という言葉には、スキンケア製品、メ-クアップ製品である化粧品類iii と香料が多く配合された香水類も含まれます。当会は、これらの製品の安全性研究、健康な肌を維持するための有用性研究など、関連分野の研究発表の場でもあります。なお、これまでの大会のプログラムや掲載論文要旨もご自由にご覧になることができます。

 どうぞ学術大会や教育セミナーなどご参加になり、皆さまの活動に役立てていただきたいと思っています。また学会活動にも積極的にご参加くださるようお願い申し上げます。

i 発足当時は「日本香粧品科学会」と称した。
ii Vol.1, No.1, 1977 安田利顕先生執筆の巻頭言より
iii 広義には、薬事法で医薬部外品に分類される薬用化粧品等も含まれる。